カテゴリ:NA邸( 6 )
120322 NA邸引渡し
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土曜日、NA邸を無事引渡しました。引渡にまつわる私たちの気持ちは折に触れてコメントして来たと思いますが、改めて感じたことを書いておきたいと思います。
引渡しは建物が完成してとても喜ばしいのですが、手塩にかけてきた建物から距離を置かざるを得なくなる寂しさが重なってなんともアンビバレントで若干居心地が悪い様な不思議な感じがします。多くの時間と努力を費やして漸く竣工の日の目を見たかと思ったら、その喜びを噛み締める間もなく建物は施主の手に引渡されるわけです。せめて、完成後しばらくは自分たちの手元に置いておきたい!なんて思うのですが、そんなこと叶うはずもありません。占有権の移動を意味する「引渡し」という言葉には、そんな淡い気持ちを持つことすら許さない有無を言わせぬ響きを感じます。この嬉しいような悲しい様な、考え方によっては理不尽(!?)とも言える引渡しの手続きの間、私が微妙な表情をしていたとすれば、それはそんなことが理由だったのだと思います。
一方、建物の引渡しを受ける側の気持ちを推察すると、新居を手にする喜びを感じていらっしゃるのは勿論ですが、自分たちの居場所になりきっていない我が家によそよそしさというか、まだしっくりとこない感じを持っているのではないかと思うのです。引渡される側も引渡す側(施工関係者も含め)もそれぞれ違った思いを抱きながらも、しっくりしない感じだけは共有していて、それが引渡しの時に漂うどこかぎくしゃくした雰囲気を誘うのかと。。。
設計を任せて頂いたことをやっと素直に喜べる気持ちになれるのは、引渡してしばらく後、すっかりお施主さんの居場所になったお宅にお邪魔した時かもしれません。引渡し直後の空っぽな感じとは対照的に、生活のカタチが染み付いた家は生気に満ちていて大変心地が良い。私たちの気持ちも家と同じで、そこでやっと満たされるのだと思います。
ということで、NAさん、次に伺う時を心待ちにしています!〈TAK〉
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by komadakenchiku | 2012-03-22 12:39 | NA邸
120312 NA邸内覧会
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ここで何度かご紹介して来た「NA邸」が竣工します。
建主様のご厚意により内覧会を開催する運びとなりましたので
是非皆様に足をお運び頂ければと思います。

木々の中にいるような、人の動きや時の移ろいの中で環境が常に揺れ動く
柔らかな場が出来たと思っています。


日時  :2012年3月17日(土)13:00〜17:00
場所  :目黒区鷹番3-16-20
交通  :東急東横線学芸大学駅徒歩5分
構造  :鉄骨造2階建
用途  :専用住宅
敷地面積:117.59m2
建築面積:56.71m2
延床面積:105.64m2
建築設計:駒田剛司+駒田由香/駒田建築設計事務所
構造設計:LOW FAT structure Inc.
施工  :江中建設
当日連絡先:090-1208-4433(深澤浩司)

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by komadakenchiku | 2012-03-12 19:39 | NA邸
120229 NA邸カラースキームその後/IR邸色決めへ
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さんざん悩んだ挙げ句に決めたNA邸のカラースキーム。昨日その現場へ行って来ました。2月10日の記事に載せた写真と同じアングルです。色の重なりと見え隠れする視線、小さな窓から入る木漏れ日の様な光。森の中にいるような、人の動きに合わせて環境が常に揺れ動く様な場を作りたいと以前書きましたが、思い描いていた以上の出来栄えに満足しています。それもこれも細かい色の調合に付き合って下さった塗装屋さんと現場監督のおかげです。土壇場で既定路線をひっくり返しても動じずにお話を聞いて下さったNAさんにももちろん感謝です。
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この家には階段が2つあります。なので、行き止まりがありません。1枚目の写真は手前の階段から、上の写真は奥の階段から撮っています。

今週末はIR邸の現場で色の打合せをします。内外装をいっぺんに決めて来ます。所内で事前の打合せをしたところですが、やはり現場で悩むことになりそうです。まあその時間がすごく楽しいのですが。〈TAK〉
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by komadakenchiku | 2012-02-29 22:02 | NA邸
120210 講評会シーズン/NA邸/クライマーズハウス
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建築学科は今が講評会シーズンです。学期末の講評会に卒業設計、修士設計の講評会が重なります。講評する側は毎年のことでも、学生にとっては一生に一度。心して臨んでいます。
昨日の理科大は修士設計ということもあり、大変レベルが高く講評も充実してました。今日は昭和女子大学で2年生の優秀作品講評会。袋小路にハマった一部の理科大生を見た後だけに、瑞々しさが嬉しい。来週は工芸大学で卒業設計の講評会。それが終わるとしばらく非常勤はお休みです。
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先週末NA邸の色決めのためにNAさんご家族と打合せ。現場で色の打合せをすると提案するはずだったカラースキームに違和感を感じることがままあります。今回も土壇場で由香とあーだこーだと議論した挙げ句に内装のベースになる色を変えました。ご理解して頂いたNAさんありがとうございます。きっとより良い案になっているはずです。
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打合せの後、近所の鰻屋へお誘いを頂きました。昭和20年代からある建物(お店はもっと古いそうです)は、なんとも風情があって贅沢な気持ちに。鰻には目がない私にとって最高のご褒美でした。ありがとうございました。娘に頂いたチョコの家のキットはこんな感じに。表札(?)がやたら大きいのはご愛嬌です。こちらも本当にありがとうございました。
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最後に、小岩のN邸改め「クライマーズハウス」をホームページへアップしました。是非ご覧下さい。〈TAK〉
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by komadakenchiku | 2012-02-11 00:07 | NA邸
120131 NA邸/「BRUTUS」/「SCALE」交錯するモノとヒト
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NA邸の内壁がだいぶ出来上がって来ました。今週末はお施主さんと壁のシナ合板に塗る色の打合せ。色は塗りつぶしではなくて、木目が透けて見える塗料を使います。
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そのために、色んな色を壁に付けた模型を沢山作っています。写真はまだ一部でこれからまだ増える予定。森の中にいるような、人の動きに合わせて環境が常に揺れ動く様な場にしたいと思っています。
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多分、今日発売だったと思います。「BURUTUS」に「SCALE」が掲載されています。是非ご覧下さい。撮影をした部屋は、オーナーさんご夫妻が住んでいらっしゃいます。と言ってもオーナー住宅という造り方はしておらず、他の部屋と同じ仕様です。
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はじめてこの部屋を見た奥様は「どうやって住めばイイの??」という感じだったそうですが、今や思い切りこの止り木の沢山ある鳥かごのような空間を使い倒してもらっています。ご主人が一人暮らしだったころよりも、モノは増えているのですが、雰囲気は断然良くなっていました。ご主人のセンスが今ひとつ、ということでは無いですよ。モノとヒトが交錯した時こそ空間のポテンシャルが顕在化するものです。言い換えれば、モノとヒト、モノとモノ、ヒトとヒトを豊かに関係づけるのが建築の役割なのだと。空中のロフトが奥様のメイクコーナー&くつろぎ場所になっていたのは最高でした。〈TAK〉
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by komadakenchiku | 2012-02-01 00:01 | NA邸
111128 SLIDEおむすび/はなやしきの夜/NA邸外壁
我がドラゴンズ日本シリーズ敗退。無念としか言いようがありません。が、落合監督と選手たちには野球の神髄を見せてもいました。守りの野球がこれほどスリリングとは。痺れまくったシーリーズでした。

さて、先週「SLIDE西荻」へ行って来ました。大阪市立大学の院生が屋上の研究の為に実地調査に来たので私も同行。正確に言うと、学生が来るなら一緒に屋上でランチでもと誘われたので、ご相伴に預かったというかたちです。当日は少し寒かったので、無理をせず室内でとなりましたが、美味しいおむすびランチを頂きました。Aさんどうもありがとうございました。お宅を見せて頂いたTさんにも感謝です。「SLIDE西荻」は斜めの空間が注目されることが多いのですが、私の中では屋上の造り方に色んな意味を込めています。屋内からの連続感、お隣やお向かいの屋上との関係性、小さな丘が集まったような形と周辺環境の親和性などなど。「空を意識するようになった」とTさんが仰っていたのは嬉しかったです。
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週末は「浅草はなやしき」のアートイベントへ。「CE QUI ARRIVE –これから起きるかもしれないこと–」現代アーティストたちによる、一夜限りのパフォーマンスを楽しんで参りました。かなりチャレンジングな試みではなかったかと思うのですが、沢山の観衆を集めて、中には人だかりでほとんど見えないところもあったり。花屋敷という強烈な場末感が、都市のただ中にあって、時空を飲み込むブラックホールさながらの雰囲気を醸しています。そんな場にまさに相応しいイベントと感じました。是非、次の機会には参加アーティストを倍に増やして、もう少し遅い時間までやって欲しいですね。写真は久保田弘成さんのパーフォマンス。車がじょんがら節に合わせてグルグルと回転します。
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昨日はNA邸の外壁の色決めに現場へ。元々あった庭の緑を内部へ取り込見方を色々と考えた住宅です。今は構造体だけでガランとしていますが、壁が立って来ると様子は一変します。今後にご期待下さい。
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それと、「SCALE」へ某雑誌の取材で久しぶりに行って来ました。発売前なので詳しくご紹介は出来ませんが、年明け2月に発売予定。時期が近くなったらまたお知らせします。〈TAK〉
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by komadakenchiku | 2011-11-28 15:09 | NA邸



駒田建築設計事務所/駒田剛司+駒田由香
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